■JBC開発標準の適用

(1)適用範囲
・各工程における適用範囲は「工程管理要領」に記載の全作業とする。
・適用範囲の変更、本標準の記載内容の一部適用除外または適用内容変更等がある場合は、内容を明確にし、
 プロジェクト計画書にその旨記載すること。

(2)JBC開発標準に準拠した形の開発
一括案件プロジェクト(JBC開発標準準拠の開発案件)の工程/タスクと主な参照標準文書を表1に示す。

表1.作業とJBC開発標準の関係
工程/タスク JBC開発標準の利用方法等 主な参照標準文書
計画・見積り




・プロジェクト計画書作成時にサンプルフォーマットを参照
・見積り時は過去の一括案件の実績報告書より類推する



・プロジェクト計画書サンプル
・プロジェクト計画書作成ガイドライン
・実績報告書


プロジェクト管理






・開発工程管理要領に則り各作業管理、成果物管理を行う
・プロジェクト管理基準策定時にガイドラインを参照
・管理文書フォーマットの使用




・開発工程管理要領
・保守工程管理要領
・プロジェクト管理ガイドライン
・各種管理用文書フォーマット
  (WBS、課題管理票等)
・プロジェクト管理成果物一覧

開発作業





・開発工程管理要領の各作業、INPUT/OUTPUT、終了条件に則り開発作業
 を行う。
・作業する上での指針として開発ガイドラインを参照
 (設計、テスト、移行ガイドライン、Javaコーディング規約等)
・成果物作成に文書フォーマットを利用

・開発工程管理要領
・開発ガイドライン
・各種文書フォーマット



品質管理




・各工程終了時にレビューチェックリストを用いて成果物をレビュー
・プロジェクトの品質管理基準策定時に標準の基準値を使用
 (レビュー指摘件数、テストケース数、障害発生率、テスト原因分析等)
・サービスインチェックリストを用いてリリース判定

・レビューチェックシート
・品質管理ガイドライン
・品質管理基準
・障害管理台帳・原因分析グラフ

実績管理




・開発要員全員に対し毎日工数集計表を記録させる
・収集した実績データを蓄積、見積り基準、品質管理基準に反映させる
・プロジェクト完了時の完了報告書作成時にサンプルフォーマットを参照
・完了報告書はナレッジとして蓄積

・工数集計表
・レビュー記録表
・実績報告書
・プロジェクト完了報告書サンプル

※詳細な成果物と工程の関係図(マトリクス)は下記「工程別参照開発標準マトリクス」を参照のこと。


 ■JBC開発標準文書体系

(1)基本的な分類

分類 説明
1

JBC開発標準(本書)

JBC開発標準の全体イメージをつかむためのポータル文書。

2





工程管理文書





開発(保守)工程の作業内容と完了基準を定義する。
各工程は何を行うべき工程であり、どのような文書(成果物)を作成しなければ
ならないかの指標を示す。
成果物相関図で各工程の関連性を示す。
※ウオーターフォール開発モデルを想定

3




プロジェクト管理ガイドライン




プロジェクト管理の標準的なガイドラインを示す。
プロジェクト計画作成、コミュニケーション管理、進捗管理、課題管理、
品質管理、変更・障害管理等
※現場での参考資料としても想定しているため、一般論も含む。

4



開発ガイドライン



各工程作業の具体的な進め方を示す。
設計ガイドライン、テストガイドライン、移行計画ガイドライン等。
コーディング・命名規約等も含む。

5




文書フォーマット




各成果物のフォーマットを提供する。
フォーマットについては、プロジェクトの特性やユーザ要望等により、自由に
カスタマイズすることを可能とする。
記述内容のサンプル集としても使用できる。

6




品質管理文書




品質管理、レビュー管理のガイドラインおよび品質の適正基準の指標を定義。
見積り、レビュー指摘、テストケース、障害発生数等の基準値を策定。
基準値策定のための実績収集管理も含む。
※JBCの品質管理基準


(2)文書体系図



 ■工程別参照開発標準マトリクス